矯正治療とは

歯並び、口もと、顔のかたちを整え、上下のかみ合わせを、良くする事を、目的にしています。かみ合わせが悪いと、次のような障害が現れることがあります。

1.よく噛めない。
2.正しい発音ができない。
3.虫歯や歯ぐきの病気になりやすい。
4.あごの関節に無理がかかる。
5.心理的影響。

主な不正咬合には、

1.叢生(乱ぐい歯、八重歯、凹凸不正)
2.開咬(上下の歯がかみ合わない)
3.下顎前突(受け口)
4.上顎前突(出っ歯)

などがあります。
 

自由診療料金表

 <矯正料金>

 

・検査、診断料:30,000円

 

・第一期治療(乳歯列、混合歯列期の限局的矯正治療・・反対咬合、出っ歯、前歯の凹凸)


   装置料200,000円

 

    処置料:3,000~5,000円


 ・第二期治療(一期治療から継続して永久歯列治療へ移行 した場合の追加料金)


    装置料:200,000~210,000円

    

       処置料:5,000円

 

・永久歯列全体の歯並び治療(小学生高学年~成人)


     装置料:400,000~410.000円

              (メタルブラケット)

      処置料:5.000円 

 

 *セラミックブラケットなど審美的ブラケット

      ・・ 40,000 円加算(上下歯列で)

 *審美ワイヤー・・

          40,000円加算(上下歯列で)

 

  *矯正料金は、カード払いの他、当医院の支払い分割予定表(原則20回以内 無利息)による支払いも可能です。   

 

 *現在、リンガル矯正、外科矯正治療は実施しておりませ ん。 

 

                                                          

                

               (消費税込み料金)

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矯正用ブラケットの種類

ブラケットに使われている主な素材は、メタル(金属)のほか、審美的なプラスチックやセラミックあります。
素材特性には長所と短所があります。

マルチブラケットの種類

  メタルブラケット
見栄えはあまりよくありませんが、最近では金属の特性をいかし、薄くて丈夫な高機能のものもあります。特徴としては、金属のブラケットはワイヤーとの摩擦抵抗が少なく、歯の動きがスムーズになるため矯正期間の短縮や、比較的費用が安いなどがあげられます。また、装置に付く汚れがわかりやすいので、ブラッシングしやすいなどの利点があり、最終仕上げも美しく、今でも最も一般的に使われています。

審美的ブラケット
硬質のプラスチックで歯よりもわずかに柔らかく、ワイヤーが通る部分だけ丈夫にしてある構造の物です。硬質レジンというプラスチックの一種に、グラスファイバーやセラミックを混ぜてより透明感を出した上で、歯よりもわずかに柔らかく作ってあり、万一接触しても、歯を傷つけないように出来ています。プラスチックとは言え、非常に高価で付加価値の高い物ですから、メタルブラケットよりも若干費用が高くなることもありますが、透明な装置の為、歯につけてもあまり目立ちませんので、表側からの治療でも見た目を気にせずに治療が受けられます。治療期間はメタルブラケットを用いた場合とほとんど変わりませんが、より美しい仕上げは、メタルブラケットに軍配が上がるようです
 

 

審美ワイヤー

①審美ワイヤーとして、白いワイヤーを使った矯正治療です。
歯につけるブラケットという装置も、セラミックやプラスチックを使用します。
このワイヤーは、矯正ワイヤーに白い樹脂でコーティングを施したものです。
機能は変わりませんので、矯正効果を保ちながら、見た目に配慮した治療法です。

②審美性に優れたゴールドワイヤー
ゴールド色は可視光線において暖色系光線に対しての反射率が高く明るく見える特徴がありますので、口腔内に装着することにより“見栄え”が明るくなり全体として矯正装置が目立たなくなります。

*矯正治療に伴う一般的なリスクや副作用

①最初は矯正装置による不快感、傷みなどがあります。数日間~1,2週間で慣れることが多いです。

②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

④治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また動くと隠れていた虫歯が見えるようになることがあります。

⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

⑥ごくまれに歯と骨が癒着していて歯が動かないことがあります。

⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

⑧治療途中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。

⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が明けにくい」などの顎関節症状がでることがあります。

⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

⑪歯の形を修正したり、かみ合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。

⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や補綴物の一部が破損する可能性があります。

⑭装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りの可能性があります。

⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態の補綴物や修復物などをやりなおす可能性があります。

⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

⑰親知らずが生えて、凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病などにより歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

⑱矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

マウスピース矯正について

マウスピース型矯正装置の適応症は
①受け口、出っ歯(反対咬合、上顎前突)など上下顎の不調和がないこと。
②歯の凸凹(叢生)で、歯と顎の不調和が少ないこと。
③マウスピースを、昼間も含めて、20時間以上装着できる環境にあること
④おおまかな歯並びで良しとする方.
など現在のところ、適応症が少ないのが現状です。
日本成人矯正学会
https://www.jaao.jp/urgent_proposal.pdf